こんにちは!うつ専門メンタルケアコーチの鳥越です。
「はぁ、また行かなくちゃいけないのか…。」
「面倒だな~」「行っても何も変わる気がしないし」「待ち時間が長いのに、診療時間は短いし」
これは私が、うつ病で受診日に思っていたことです。
人は10人いれば、10人が違う考えを持っていますよね。医者も人間ですから、知識はあってもそれぞれ違うんですよね。
自分に合ったドクターを見つけるのって、結構体力が必要です。
分かってもらえないドクターとはどうしたらよい?
まず、初めに診療時間が短いことへの不安をどうすれば良いのかお話しします。
「もっと話したい事があるのに、全然こっちを見てもくれないし、聞いてくることは、薬効いてる気がする?食事とれてる?気分はどう?」というお話が多いと思います。
確かに、薬の効き具合を確認することも大事です。ですが、話したい事というのは、そういう事だけではない事が多いと思います。
こんな事があって辛かった、気分が落ち込んでしまい辛い、いつになったら治るのか不安だ、仕事も出来なくてどうやって暮らしていけばよいのか分からない、などなど多くの不安や聞いてほしい事があると思います。
まず、短い時間でいかに話したいことを話せるか。
私は、待って待ってやっと話せる時に上手く言葉が出てこない事が多々ありました。だからこそ、話したい事が出来た時に紙に書き綴りました。
症状が辛い時には、上手く文章を書くことは出来ません。とっても文章を書くことに難しさも感じました。
そんな時には、箇条書きにしていました。
そして、長い待ち時間を経て診察の時間が来たらまず、最初に今週あった辛いこととかをまとめたので、読んでほしいです。と先生に渡していました。
すると、まずその辛さの話をしてくれるようになりました。確かに今までとそんなに診療時間は変わらないですけれども、辛さを少しでもわかって貰えている気がしました。
いつもは診療に不満なまま帰宅をしていましたが、少しは病院に来た意味があるような気にもなりました。
そう思えるだけで、少しは良くなるんじゃないかと思う事も増えてきます。
もし、話したい事をうまく伝えられなかったり、診療時間への不満があったりしたら、是非試してみるのもありかと思います。
医者に合わせる必要はないです。
医者だから、何か間違った事を言ったらダメなんじゃないかな?怒られるかな?と思うときももしかしたらあるかと思います。
ですが、症状を改善するためにも、治すためにも、まずは医者が聞く耳をもたらければなりません。
ですので、先生に遠慮して言わない。ということはしなくてもいいんですよ。
そして、話しても合わない先生はいます。そういう時には、セカンドオピニオンが大事になってきます。
確かに、2件、3件と病院に行くのはとても体力がいります。お金もかかってしまいます。
ですが、良い先生に巡りあえて早く治せるのと、分かってもらえない先生とずーっと闘っているのでは、どちらが良いかは一目瞭然ですよね。
私は、5件渡り歩きました。沢山の病院に行くことが良いというわけではありませんが、やっぱり、自分の事を理解してくれる先生と話した時は「やっと治療に入れるな~」と安堵した気持ちがありました。
何度も何度も同じ辛い話をすることも容易ではありません。胸がギューッと苦しくなったり、また同じ話をしなきゃいけないのかと疲れてしまう時もあります。
ですが、話しているうちに自分で気づけることも出てきます。「あれ?自分の今の辛いのって、我慢我慢、頑張る!って自分を押し込めすぎっちゃってるのかな?」などと気づけるキッカケにもなったりします。
簡単なことではありませんが、合わない場合にはセカンドオピニオンも視野に入れてみる事も治す道への近道かもしれません。
自宅で辛くなった時にはどうするか。
病院に行けるのは、予約をしているその日だけですよね。でも、うつ病の時は、自宅にいる夜とかに辛くなる事が多いかと思います。
そういった時には、ネットで相談できる機関を頼る事も1つの手です。また、最近ではネットワーク上で同じ経験をしている人同士で支え合える場所もあります。
他にも、私のような経験者や心理士さんが賢明に闘っているうつ病の人を救おうという人もいます。
普段の辛さが少しでも軽くなれる事で、うつ病を治す気力にも、治す方法を知る機会にもつながる事もあります。
辛さの話を聞いてほしいという思いなどが、少しでもありましたら、もう一人で悩まないでください。
素直におもいっきり頼ってください。
では、この辺で失礼します。今回も最後まで読んでいただきありがとうございました♬